入居中の借主から募集中の部屋の家賃まで下げるよう要求がありました
質問者:
Oct.31.10
Q.
 いま募集している部屋の家賃と同額にまで下るように借主が要求してきました。家主は、その額までは絶対に下げないと言います。どうすればいいでしょうか。
A.
 賃貸借契約の期間中、貸主・借主の双方には賃料増減額請求権があり、経済事情の変動や物価の変動等により、近傍同種の物件に比べて家賃が著しく不相当になったときは、家賃の増減を請求できます。調停や訴訟になった場合は、最後の合意時以降の経済事情の変動等により近傍同種の物件と比べて大幅に差がある場合というのが「不相当」の目安といわれています。
 ただし、大幅に差があった場合でも、その差をゼロにする必要はなく、相当程度の差を縮めれば不相当ではなくなります。調停や訴訟は大変ですから、不相当の程度によっては管理会社が間に入り、双方に歩み寄ってもらっての解決を目指すのがよいと思います。
 以下、各社の事例・意見です。
●互いに譲歩してもらっています。
●現在は賃料が下がっていますが、一番低い家賃と同額にまで下げなくても解決することがあります。
●期間中であっても借主は賃料減額請求権を有していますが、実務的には更新時まで待ってもらうという対応も可能です。納得してもらいやすいです。
●とりあえず更新時まで待ってもらい、家賃の低い方は多少アップ、高い方は多少下げ、なるべく低い方にあわせるよう努力します。