リフォーム・リノベーション
目的
賃貸事業経営上、事業収益の維持・拡大は当然の事。そのためには、需要・供給のバランス上、当分の間は買い手市場の継続が想定される。稼働率維持・拡大の為にも顧客第一主義の発想で対応する。ついては賃借人のニーズに即した改善・改良が必要となり、その内容が必須条件である絶対条件、要望であり家賃アップに繋がる競争条件に分類しつつ判断。又、劣化程度は構造的劣化と機能的劣化に分類され、機能的劣化への対応を優先する。
Q&A
手順例
  1. 直近3~5年の入居者満足度調査
    • 家族類型別に層別し、更にその詳細類型ごとニーズ調査
      ニーズとはあって当然の絶対条件で、なければ敬遠・選択対象にならないもので項目毎に傾向を診る
    • 現場との照合にて不足、交換、修理修繕の要を判断(施工見積・期間)
  2. 貸主(オーナー)への企画提案
    • 当該リフォーム・リノベーションを実施する背景説明
    • 実施した場合の費用対効果の予測説明
  3. 事業決定=発注~施工・完了
  4. 募集準備~広告
    • リフォーム・リノベーションしても入居希望者が認知しなければ無意味となるため、部位毎の詳細写真掲載にて訴求
    • 内見前の確認、試運転
  5. 仮説の検証
    • 企画提案時に想定した内容と実態の再確認
    • 条件付けにミスは無かったか、想定同様の効果が確認できたか
チェックポイント
  1. 賃借人のニーズ調査時点で、データの信憑性は如何に地域別、家族類型別、年代別、性別でも異なるし、既に設置・施工されていれば、調査段階で漏れる危険性がある。調査の仕方によって、対象に依ってもデータは変わる。
  2. 投下資金と稼働率の割合(収益性)比較。手を入れて効果が無ければ投資の意味がなくなる。効果把握の方法は予め合意形成しておく