賃料と共益費は別立てにしてメニューを決定
ハウスメイトパートナーズ 稲葉和久 執行役員 / 冨原 敦 営業部長
2016年11月11日
最近、賃料と共益費を合算して提案される会社が多い傾向にありますが、弊社はオーナーに判りやすいように賃料と共益費は別立てにして表記し提案します。弊社の管理委託契約書には維持管理仕様メニューが全て入っており、そこから必要な維持管理を抜粋し管理仕様を作り上げます。アパートもマンションも同じ契約フォーマットになっており、基本的にはこちらから提案しますが「清掃は週1回?月1回??」「清掃はオーナー?弊社??」など相談しながら個別に決めていきます。
◆管理契約時はオーナーが疑問に思うことを再度重点的に
管理契約を締結する際は全文読み合せを確認しますが、全文読むケースは多くはないと思います。提案の段階から説明を繰返し、疑問点を取り除くようにしています。重要な部分に絞って再度説明し確認することが多いと思います。オーナーが疑問に思うところは「賃料」「免責」「改定条項」などです。全条項を読み合せすると高齢のオーナーは寝てしまう人も少なくありませんね(笑)。
◆管理契約引継ぎ時は家賃保証に注意
管理会社変更契約に伴い入居者の契約を引き継ぐ場合、管理会社系及びファイナンス系の家賃保証会社の多くは家賃保証契約も同時に切れます。そのときはオーナーに負担してもらい新たに保証をつけないと、連帯保証人がいない状態で入居者を引き継ぐことになります。今のところトラブルは多くありませんが、防御策は現状ないので注意が必要だと思います。